ゆーかりってなんだっけ、、、シロコアラです
お風呂のヌメヌメ赤カビを発生させない方法とは!?
「シャンプーは吊り下げたい派」に捧ぐ物語(1話完結)
深夜、残業が終わり仕事から帰り、玄関で真っ先に迎えに来てくれるのは愛猫のショコラだ
タクヤ
今日も遅くなってごめんね
ショコラ
にゃおーん、みゃあみゃあ
体を擦り付けてくるショコラ。
その綺麗な毛並みの肌触りと体温の暖かさが、疲れた体を癒してくれる。
少なめの夜ご飯を食べたタクヤは、久しぶりにお風呂にお湯を入れて、ゆっくり浸かる事にした
ゆっくりあごの下まで浸かっていると、なんだか眠気が急に襲ってきて、うとうとしてしまった
タクヤ
いかんいかん、寝そうだった
ぼーっとしているタクヤの目に入ってきたのは、ボディーソープとシャンプー、そしてトリートメントのボトルだ
タクヤ
最近しっかり掃除してないから、ボトルの下がヌメってるよなー
タクヤがボトルを持ち上げると、ボトルの底と置いていた台に少し赤いカビが生えていた
「触りたくないんだよなー」と言う心の声を意識しないように、
タクヤ
今日は疲れているからまた週末にでも掃除しよう
そして、そっとボトルを元の位置に戻した
そんな日々がここのところ続いている
ショコラ
みゃおーんみゃおーん
ヌメヌメの赤カビ触りたくないにゃー
なんでシャンプーのボトル直置きしてるにゃー?
ヌメヌメの赤カビ触りたくないにゃー
なんでシャンプーのボトル直置きしてるにゃー?
急に扉を開けて風呂場へ入ってきたショコラにもびっくりしたが、、、なんか喋ってるしー!
ショコラ
これ使えば全て解決にゃー
てぃりてぃりってぃりー♫
てぃりてぃりってぃりー♫
ショコラ
詰替シャンプー、袋そのまま吊るして使うやつ〜
タクヤ
なんだこれはー!
タクヤ
もっと早くこんないいものがある事を知っていれば!!
この画期的な発明は、日本中、世界中、いや宇宙のどこかに住む、「シャンプーのボトルをお風呂場に置くことしか知らずに、ヌメヌメの赤カビを発生させて、日々悩みつつ、イヤイヤお風呂掃除をしている星人」のみんなに教えてあげたい!!
そんな人生の目標ができたタクヤは、アドレナリンをドバドバ垂れ流しながら、ロケットに乗り込むため、チケットをネットで即ポチ。
翌日には会社に辞表を提出。課長に止められるも、タクヤの思いは変わらない!
タクヤ
待っててくれ!シャンプーのボトルをお風呂場に置くことしか知らずに、ヌメヌメの赤カビを発生させて、日々悩みつつ、イヤイヤお風呂掃除をしている星人のみんなー!!
タクヤ
あ!忘れてた!ワークマンに宇宙服買いに行かなきゃ!