ゆーかりってなんだっけ、、、シロコアラです
今回はシロコアラが考える、子育てに関する考え方です!
参考にしていただけると幸いです
感情的に怒らない子育て|3歳の子どもに「なぜダメなのか」を伝えるということ
子育ては毎日の連続です。楽しいこともあれば、大人の思い通りにはいかないことの連続でもあります。特に3歳前後の子どもは、言葉も増えて、行動範囲も広がってくる時期。自我が芽生え始め、好奇心も強くなってきます。親としてはその行動に戸惑ったり、思わずイライラしてしまうこともあるかもしれません。
でも、そんな中で私が大切にしたいと感じていることがあります。それは、子どもに対して感情的に怒るのではなく、「なぜその行動が良くないのか」をしっかりと伝えることです。
なぜ感情的に怒るのは良くないのか?
大人でも、頭ごなしに怒鳴られると反発したくなったり、萎縮してしまったりしますよね。それは子どもも同じです。むしろ、まだ経験も知識も少ない子どもにとって、「なぜ怒られたのか」がよくわからず、ただ「怖かった」「泣きたくなった」という感情だけが残ることも少なくありません。
さらに、感情的に怒ることが続くと、子どもは「怒られるからやらない」という受け身の態度を取るようになり、本質的な理解や自発的な判断力が育ちにくくなってしまいます。
また、「怒られないように行動する」ことが習慣になると、親の顔色ばかり気にするようになったり、自己肯定感が下がってしまうこともあります。

本当に伝えるべきことは、「なぜダメなのか」
子どもがしてはいけない行動には、必ず理由があります。
- お友だちを叩いてしまった
- おもちゃを投げてしまった
- 車道に飛び出しそうになった
こういった行動を見た時、「ダメでしょ!」「何回言ったらわかるの!」とつい言ってしまいたくなるのは当然です。でも、そこで深呼吸をして、冷静に次のように伝えてみてください。
- 「叩いたら痛いよね。あなたが叩かれたらどんな気持ちになる?」
- 「おもちゃを投げたら壊れるかもしれないし、誰かに当たったら危ないよ。」
- 「道路に急に飛び出すと車が来るかもしれない。大事なあなたがケガしたら、ママ(パパ)はとても悲しいよ。」
このように、「なぜいけないのか」を子どもの目線に合わせて、優しく、わかりやすく伝えることが大切です。
理解には時間がかかる。それでも繰り返し伝えること
もちろん、一度説明しただけですべてを理解してくれるわけではありません。3歳の子どもは、まだまだ経験も少なく、脳の発達も未熟です。伝えたことをすぐに行動に活かすのは難しいかもしれません。
でも、繰り返し、何度も、愛情を込めて伝えていくことで、少しずつ子どもの中に「これはしてはいけないことなんだ」「こうすれば良かったんだ」という感覚が育っていきます。
親として根気が必要な場面もありますが、それは子どもの心を育てているプロセスだと思えば、踏ん張れる力にもなります。

親自身の感情との向き合い方
「怒らないように」と心がけていても、実際には疲れていたり、余裕がなかったりすると、感情が爆発してしまうこともあります。それも当然のことです。親も人間ですし、完璧である必要はありません。
大切なのは、怒ってしまった後に、子どもにきちんと気持ちを伝えることです。
たとえば、「さっき大きな声出しちゃってごめんね。ママも疲れてて、ちょっとイライラしちゃった。でも、あなたが危ないことをしたから、本当に心配だったんだよ」というように、自分の感情もきちんと説明してあげること。それは子どもにとって、感情との付き合い方を学ぶチャンスにもなります。
「伝える子育て」は、信頼と愛情の土台になる
怒らずに伝える子育ては、一見すると遠回りに思えるかもしれません。でも実は、その積み重ねこそが、子どもと親の信頼関係を深め、子ども自身が自分の行動を内省できる力を育てていく大切な土台になるのです。
子どもは、大人が思っている以上に親の言葉や表情をよく見ています。怒られたときの顔、優しく話してくれたときの声、安心したときのぬくもり――そのすべてが、子どもにとっての「世界そのもの」です。
だからこそ、私たち大人が「どう伝えるか」「どんな想いで伝えるか」に、少しだけ丁寧さを加えていきたいなと感じています。
おわりに
子育てに正解はありませんし、子どもの個性によってアプローチも変わると思います。でも、「怒らずに理由を伝える」という姿勢は、どんな親子にも共通して大切なことだと感じています。
感情に流されそうになる日も、うまく伝えられない日もあるでしょう。でもそんなときこそ、「この子と一緒に成長していこう」という気持ちを忘れずにいたいですね。