ゆーかりってなんだっけ、、、シロコアラです
今回は、シロコアラが最近興味深々なテーマ、【潜在意識】と子供との接し方についで考えてみました!
【子育てのヒント】3歳の子どもが言うことを聞かないのはなぜ?潜在意識と顕在意識から見る子どもの心の世界
「うちの子、何度言っても言うことを聞かない…」
3歳前後のお子さんを育てている方なら、一度はこんな悩みにぶつかったことがあるのではないでしょうか。
おもちゃに夢中で親の声が届かない。呼んでも返事がない。まるで自分の世界に入り込んでいるような…。でも、これって本当に「わがまま」なのでしょうか?
潜在意識と顕在意識とは?
まずは「潜在意識」と「顕在意識」という心の仕組みを簡単に説明します。
- 顕在意識:今自分で自覚している思考や判断の部分。論理的に物事を考える領域。
- 潜在意識:無意識のうちに働いている心の奥深い部分。感情や記憶、本能的な反応などが含まれます。
私たち大人は、主にこの「顕在意識」で日常を過ごしていますが、3歳くらいの子どもはまだ脳が未発達であり、潜在意識の領域で生きていると言われています。
子どもが自分の世界に入り込む理由
3歳前後の子どもは、想像力がとても豊かで、現実と空想の境目がまだ曖昧です。そのため、何かに集中すると、周囲の声が耳に入らなくなります。
この時、子どもの意識は「潜在意識」の中に深く入り込んでいる状態。親の声やルールといった「顕在意識」に訴える言葉は、まだうまく受け取れないのです。
なぜ親の言うことが通じにくいのか?
親が使う「早くしなさい」「やめなさい」といった指示は、論理的で理屈の通った言葉です。
でも、3歳児の脳では、そういった情報を処理する「前頭前野」がまだ発達途中。そのため、大人の言葉が届きにくく、代わりに感情や感覚で動く「潜在意識」が優位になっているのです。
潜在意識に届く関わり方とは?
それでは、どうしたら子どもに話が届くのでしょうか?コツは「潜在意識に合わせた伝え方」をすることです。
- 1. 声より“雰囲気”で伝える
怒鳴るのではなく、優しい声・目線・ジェスチャーで伝えましょう。非言語のコミュニケーションが効果的です。 - 2. 感情や物語で伝える
「このおもちゃさんもおうちに帰りたいって言ってるよ〜」など、物語風に感情を込めると、子どもに響きます。 - 3. 共感してから誘導する
「楽しかったね。でももうごはんの時間だよ」と、まず気持ちを受け止めると、心が開きやすくなります。
まとめ:子どもが言うことを聞かないのは“脳の自然な発達段階”
3歳児が言うことを聞かないのは、反抗しているのではなく、脳の発達と心の仕組みからくる自然な行動です。
大人の視点で「聞かない」と感じる時も、子どもは「今ここ」に夢中で潜在意識の中にいるだけ。
そんな子どもの世界を理解し、潜在意識に寄り添った声かけをすることで、よりスムーズなコミュニケーションが生まれます。
子育ては「待つこと」「寄り添うこと」。そして、大人が“心の仕組み”を理解することで、子どもとの関係はぐっと楽になるかもしれません。